2009年06月20日

可視光線の利点と制約

光学顕微鏡は、観察したい物体の光の透過率など、物体が光に及ぼすさまざまな効果を利用するものである。可視光線を使う利点は、他の電磁波よりも簡素な光源を用いる事ができる点、そして元々可視的である為に、観察者の眼に届く前に可視光へ変換する必要が無く、色の情報が直接得られる点である。

しかし一方で、光学顕微鏡の性能は光の物理的性質の制約を受ける。例えば、光学顕微鏡における分解能の限界は可視光線の波長に因る部分が大きい。このような制約から逃れる為に、より短波長域のX線の透過や反射を利用したX線顕微鏡や、電子線の加速電圧によって分解能が制御できる電子顕微鏡が開発された。また、トンネル効果を用いたトンネル顕微鏡や原子間力を用いた原子間力顕微鏡など、表面物理学を応用した顕微鏡も実用化されている。
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(普通の)顕微鏡 [編集]
金属顕微鏡
金属表面の観察に適した顕微鏡の意で、対物レンズ側から光を試料にあてて反射光で観察する落射照明型顕微鏡のこと。
生物顕微鏡
主に医学・生物学の分野で用いられる顕微鏡の意で、透過観察型顕微鏡(=明視野顕微鏡)のこと。
明視野顕微鏡
もっとも基本的な光学顕微鏡。試料を均一な入射光で照らした時、試料の各部分において光の吸収率が異なる為に透過光の像にコントラストが付くことを利用する。吸収率の小さい試料ではコントラストが低く明瞭な像が得られない為、染色を施すなどの必要がある。
暗視野顕微鏡
試料へ斜めから光をあてて生じた散乱光や反射光を観察する。この方法では明視野顕微鏡とは逆に、視野の背景が黒く、試料が光って見える。通常の光学顕微鏡に暗視野コンデンサーを挿入するだけでこの方法が実現できる。または位相差顕微鏡を調節することでも暗視野法による観察が可能である。物体表面や内部の微細な構造の観察には不向きであるが、可視光の波長よりも小さな物体の存在を高いコントラストで観察することが可能である。
双眼実体顕微鏡
正立視野が得られる光学系を2組備えた、比較的大きな試料を立体的に観察するタイプの顕微鏡。観察倍率は通常数倍~数十倍と比較的低い。大型試料の観察や顕微鏡下での作業を考慮し試料と対物レンズとの距離(ワーキングディスタンス)が確保されている(対物レンズの焦点距離が大きい)のも特徴である。製品検査などに利用されることも多い。
倒立顕微鏡
対物レンズが観察対象物の下側に位置する顕微鏡。培養細胞を培養容器ごと観察したり、マイクロマニピュレーションを行ったりするのに利用される。
測定顕微鏡
試料の計測を目的とした顕微鏡。ステージに測定機や測定目盛を持ち、視野にもミクロメーターやテンプレートが表示される。観察倍率の正確性と共に像の歪みを最小限に抑える事が要求される顕微鏡で、主光線がレンズ光軸に対して平行となるテレセントリック光学系を採用する例が多い。
解剖顕微鏡
顕微鏡と呼ばれてはいるが、倍率は数倍程度で、ステージに虫眼鏡を固定したような形態である。

2009年06月02日

非正規雇用

期間を定めた短期契約で職員を雇う雇用形態。期間を定めない雇用契約を結ぶ正規雇用の対義語。非典型雇用などともいう。

日本では、非正規雇用の職員にはいわゆるパート(パートタイマー)、アルバイト、契約社員、派遣社員が含まれる。

産業革命以降、産業の中心が工業となり、フルタイムの労働者が労働力の中核となった。また、この過程で男性は仕事、女性は家庭という性的な役割モデルが確立されていく。

ところが、第二次世界大戦以降、サービス産業が成長していくことにより変化が起こる。サービス産業は労働需要の変化が激しく、1日の中でも需要が一定しない特色を持つ(例えば、スーパーのレジでは時間帯によって必要な労働力が変わる)。そのため、サービス産業はフルタイム労働者よりも、非正規雇用であるパートタイム労働者の方が都合が良かった。また、女性の社会進出が進んでいったが、一方で女性は家事も担っていたためにフルタイムで働くのが難しく、パートタイムは都合が良かった。

こうして、パートタイム労働者は労働市場の中で規模を拡大していったが、一方で待遇格差など様々な問題も生じることになる

戦後、工業が発達するに従って労働力が足りなくなると、農家の次男、それでも足りなくなると主婦をパートタイム労働者として雇うようになる。

その後、バブル経済崩壊後の平成不況では、コスト削減の圧力から正規雇用(フルタイム労働)である正社員の採用を抑制し、非正規雇用の非正社員を増やすことで、業務に対応していくようになっていく[2]。

労働者数の推移をみると、1980年代から雇用者に占める非正社員の比率は少しずつ増加していたが、1990年代半ばから増加傾向が著しくなり、2005年には約3割を占めるようになる。これは主に女子学生、中年女性のパート・アルバイトが増加したことと、男女(特に女性)ともに派遣・契約職員が増加したためである[2]。

2008年1~3月期平均データでは過去最高34.0%を記録し、3人に1人超を占めるようになる。また、2008年版青少年白書では、10代後半の非正規雇率は約7割と報告している。

早い段階から、正社員と非正社員の均等待遇(同一労働同一賃金)の動きがある。フランスは1981年、ドイツは1985年に差別的取り扱いを禁止している。欧州連合(EU)では、1997年にパートタイム労働指令が発令された。これにより、パートタイムを理由とした差別の禁止と、時間比例の原則を適用することとなっている。背景として、産業別の労働協約と賃金体系があり、フルタイムとパートタイムとで賃金が違うということがあまりなかったことが挙げられている[1]。

企業の側は、賃金に対しては抵抗をせず、年金については一部抵抗した。これは、年金にかかるコストがパートタイムの方がかかるためである(例えば一人のフルタイムを30年雇った場合と、30人のパートタイムを1年ごとに雇った場合とでは、同じ労働量に対して後者の方が事務コスト等が高くなる)[1]。
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労働組合の側は、正社員の取り分が減るとして抵抗した[

均等待遇という原則はない。これは、それぞれの雇用形態は企業と労働者の間の契約で取り決められたものだから、政府が法律で介入することはしないという考え方による。

また、アメリカでの不平等とは人種や性、年齢といった自分で選択できないものであり、正規、非正規といった雇用は選択の結果という考え方がある(そのため、人種、性等での雇用差別への法律での対応はなされている)。

そのため、労働者が広域な労働組合を組織し、企業や地方自治体に待遇改善を図る方向で動いている

2006年11月30日に国会を通過・成立した「非正規職保護法」がある。(1)雇用期間が2年を超えた有期雇用者は無期雇用とし、派遣労働者は直接雇用とすること、(2)賃金・勤務条件で正社員と不当に差別してはならないといった内容。

韓国では1997年の経済危機をきっかけに非正規化が一気に進み、韓国の非正規社員率は55パーセント(二人に一人超)と日本の過去最高である33パーセントをはるかに超える高い状況だったこともあり、上記の法が成立したが、実際には非正社員が2年勤務の法実施の直前に大量にクビ切りしている事例が増えている。企業側にとっての抜け道と不備がある法案で、非正規雇用の長期化は避けられたが、逆に継続雇用に支障をきたしているため、労働者全体の地位向上にはあまり効果が出ていないことが伝えられている[3]。

また、この法の適用が大企業に限られていて効果が限定的で、労働者の固着化・外注化が進むなど却って非正規職労働者に不利にはたらく、といった批判も出ている。

平均月収88万ウォン程度で暮らす若者を指してある社会学者が名づけた「88万ウォン世代(88만원 세대)」という語が流行語となるなど、ワーキングプアは韓国でも大きな社会問題である。

2009年04月29日

三皇五帝

三皇五帝(さんこうごてい)は、中国の神話伝説時代の帝王。現在ではこれらは実在の人物とは考えられていない。

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三皇は神、五帝は聖人としての性格を持つとされた。

伝説では、最初の世襲王朝夏の以前の時代とされる。
三皇五帝
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三皇五帝(さんこうごてい)は、中国の神話伝説時代の帝王。現在ではこれらは実在の人物とは考えられていない。

三皇は神、五帝は聖人としての性格を持つとされた。

伝説では、最初の世襲王朝夏の以前の時代とされる。

三皇
三皇については諸説あるが、以下のような5説がよく知られている。

天皇・地皇・泰皇(人皇) - 前漢・司馬遷『史記』秦始皇本紀において皇帝という称号を定める文脈でこの三皇が挙げられており、泰皇の泰を除き、「帝」号をつけて皇帝としたとある。ただし、ここでは「三皇」という語でまとめられていない。注釈である唐の司馬貞『史記索隠』では泰皇=人皇としたり、天皇・地皇・人皇を三皇としてその前に泰皇がいたとしたりする。司馬貞が補った『史記』の三皇本紀(補三皇本紀または補史記という)では三皇を伏羲、女媧、神農とするが、天皇・地皇・人皇という説も並記している。
伏羲・女媧・神農 - 『春秋緯運斗枢』(『風俗通』皇覇篇に引く)。唐の司馬貞補『史記』三皇本紀もこれを継承する。
燧人・伏羲・神農 - 『礼緯含文嘉』(『風俗通』皇覇篇に引く)
伏羲・神農・祝融 - 後漢・班固『白虎通』号篇
伏羲・神農・黄帝 - 西晋・皇甫謐『帝王世紀』
最初に表れるのは天皇・地皇・人皇という天地人三才に由来する抽象的な存在であるが、後には人類に文明をもたらした文化英雄が名を連ねる。これらは前漢末から隆盛した神秘主義的な讖緯思想によって半獣半神の姿をした神として描かれている。なお伏羲と神農に関しては早く『周易』繋辞下伝に卦を使って文明をもたらした聖人として黄帝・堯・舜に先行する存在として描かれているのであるが、これを三皇に入れ、三皇を歴史的な帝王として五帝の前に置くことが固定化するようになったのは魏晋以後のことと考えられる。

2009年04月14日

尹 尊(いん そん、生没年不詳)

尹 尊(いん そん、生没年不詳)は、中国の新代から後漢時代初期における武将。
更始帝(劉玄)配下の武将だが、出身母体は不明である。更始2年(24年)、尹尊は功臣の1人として更始帝から郾王に封じられ、そのまま封土の郾(頴川郡)に赴いた。翌更始3年(25年)9月に更始帝が赤眉軍に滅ぼされても尹尊は降伏せず、群雄の1人として自立を保った。なお、同年に洛陽の朱鮪が光武帝(劉秀)に降伏する際には、万が一自分が殺された場合は尹尊に降れ、と部下に指示している[1]。

建武2年(26年)の時点でも尹尊の勢力は健在で、光武帝が諸将の軍議において、「郾は最強であり、宛(南陽郡)[2]はこれに次ぐ。誰がこれを撃つのか」と激して問うほどであった。この時、執金吾賈復が「郾を撃たせてください」と申し出たため、光武帝は喜んで賈復に尹尊を攻撃させ、宛には大司馬呉漢を派遣した。

こうして賈復は、騎都尉陰識、驍騎将軍劉植を率いて郾に進攻してくる。尹尊はこれを迎撃したが、連戦連敗し、わずか1月余りであっけなく降伏した。その後の尹尊の行方は不明である。

逃走の大地 ロゴス クキン タラン ハンマー ベニア 琥珀の月 ガブリエル アフタン フリーダム アイド いせい レインボー カスタ シャックル 天応最適 スポー マンバ てんびん ミュンヘン ガラニン ドリン ブルドー 春玉 バンニン 青い ドレス ブラン ビデオ メンタリ サーペント ビットト ドルフィン ピクトブ ルドベ サーコー 市松模様 ミントン マルタ リタイ バッテ ブラシ トルコ石 ネート オフチュ シンド ウース ミツマタ ラッシュ ちずい魚


2009年03月30日

死語(しご)

死語(しご)とは、単語・成句・慣用句などで、現在は全く通用しないものを言う。言語学上は廃語(はいご)という。
日常生活における死語とは、かつて使われていた単語で、今は使われなくなったもの。赤紙、銃後、女子挺身隊のような歴史的事象、洗濯板、日光写真のような生活上の道具、おもちゃで今ではもう見かけることのなくなったもの、写真機、幻灯機のようにカタカナ表記の外来語で置き換えられたものの多くは死語となっている。また、外来語でもインキ→(インク)など時代と共に表記が変わったものは死語となっている。

また流行語が時と共に廃れたものも死語となりやすい。ただし、全く使われなくなったとは限らず、特に年代によっては未だ使われている語句もある。一部の死語と化した流行語(「ナウなヤングのトレンディスポット」など)は「場を盛り下げる危険な死語」として逆によく認知されており、その言葉が生きていた時間より死語として語り継がれる時間の方が長い言葉も少なくない。故意にそれを用いてウケを狙うようなことも行われる。

一般に古い時代の言葉ほど若い世代の間での知名度は低くなるが、例外もあり、例えば戦時中等の言葉(防空壕、闇市、赤紙等)は80年代の「なめ猫」等よりも若年層の知名度は相対的に高い。これは戦争時代がドラマや映画等の舞台になることが多く、劇中でこういった言葉が使われるからである。

英数字・その他 [編集]
ABC(アルファベット順で恋愛の進捗状況をたとえたもの)
BG(ビジネスガールの略。五島勉が流行させた言葉で女性会社員の意だが、本来は娼婦を指すとわかり衰退した)
E電(JR東日本が「国電」に替わる名称として採用するも普及せず)

あ行
アイスキャンデー (貸金業者のこと。氷菓子と高利貸しの発音が同じであることから。)
赤線 (現在で言う風俗街の前身に近い。)
アジる(「アジテーションする」が縮まった言葉。煽動するの意。元は左翼用語。)
当たり前田のクラッカー(藤田まことのギャグより。但し藤田は今もこれを持ちネタとしている)
あにはからんや(“豈図らんや”。想定外・予想外と同義)
アベック(ただし「アベックホームラン」などの用語としてメディアで頻繁に使用される。)
~ある(メディアに登場するステレオタイプな中国人の会話の接尾語)
アン信じらブル
石部金吉(いしべきんきち、石や金属のように性格が固く、融通が利かない人を揶揄した言葉)
イタメシヤ(イタリア料理を主に供するレストランのこと)
いらっしゃいまし(現代は「いらっしゃいませ」に統一されたが、かつて関東では「まし」が主流であった。)
畏れ入谷の鬼子母神
おどろ木ももの木さんしょの木(ブリキに狸に蓄音機と続く場合もある。)
オタッキー(オタクの派生語。名詞“オタク”が形容詞化したもの。)
おじん、おばん(オジサン、オバサンの意味。関西ではおじいさん、おばあさんの意としても。)
温泉マーク(逆さクラゲ、連れ込み宿、逢引宿ともいう。現在でいうラブホテルに近い)
オヤジギャル
パノラ 暮し情報 ブーケ アカシア シーケン ブッサフマ ミストダ ユーロ ミリタ チャーミ 陽陽次 シャルテマ しゃる 淡き宵 プレス ウーハイ コラー オパールグ マイト モルフォ チュー エージ ソロ ブルカ ムスタ サイボー パクト けいらい トランス おおわひん シーラ ネクタ グアニリ モスキ アングル コロンボラ ボイルド しめじ アカンバ ダイナマイ テレメ 検索メンス テラス ドクダミ ルランナー モーリシャ プレスリ セルン ブレー さんじゅ

か行 [編集]
掛金(のない処をいう、とか或いは掛値)
かどわかす(拉致する、誘拐する)
がらっぱち(言動が粗野で落ち着きがないこと。また、そのような人。)
銀ブラ(銀座をブラブラと散策すること)
雲助
クリスマスケーキ(女性の結婚適齢期。12月25日を過ぎるとクリスマスケーキが売れなくなるように、女性の結婚についても25歳を過ぎるともう遅いという意味で使われた。晩婚・非婚が当たり前になった現代では完全に死語である。)
蛍光灯(日本の一般家庭に蛍光灯が普及し始めた1950年代に良く使われた語で、その頃の蛍光灯は、スイッチを入れて点灯するまでの時間が現代のものに比べ遅かったため、反応が遅い人や鈍感な人を指してこのように言った。)
けっこう毛だらけ猫灰だらけ(おしりの周りは糞だらけ と続く場合もある。家に竈が存在した時代には、寒がりの猫が余熱が残るカマドの灰にまみれて寝たことに由来する。)
ゲバルト(元はドイツ語で暴力、権力の意で、主に左翼の間で国家に対する実力闘争という意味で用いられた。左派内での内部抗争、いわゆる内ゲバもここから来ている)
壕舎(空襲の焼け跡で住まいとして使われた防空壕)
ご不浄(トイレのこと)
国電(「国鉄電車」の略称と言われ、国鉄の大都市近郊電車を指す)

さ行 [編集]
座敷犬。昔の日本では使役犬(猟犬・盲導犬などなどの一部の犬)以外は、1年365日庭につないでおいて当然(番犬として?)という意識があり、室内で飼われる犬(飼っている家)に対し嘲笑するかのようにあえてこう呼んでいた。
サック(コンドームのこと)
三羽烏
自業自得の豪徳寺
実年
15の春
集団就職
秋波を送る(異性に関心を示す様子。現在でもマスコミで企業提携の動きを報道する際などに使われることもあるが、本来の意味では死語)
シュミーズ(女性用下着のひとつ。元々はフランス語でシャツの意。また派生語として「シミチョロ」があり、スカートの下端から下着が見える様をいう。)
女学生
スケ(女性を指す。派生語として女番長を指す「スケバン」がある)
スチュワーデス(現在はキャビンアテンダントおよび客室乗務員と称す)
ズック(帆布などに使う平織の丈夫な布のこと、または布製の靴のこと。元はオランダ語)
すっとこどっこい
ズベ公(女性の不良を指す)
すまされめぇ
洗濯板(あばら骨が見えるほどに痩せた人)
その手は桑名(くわな)の焼き蛤(“その手は食わない”の地口)

た行 [編集]
大臣庁
たばかり(動詞は“たばかる”。だますの意味)
タクる(“タクシーで行く”の意)
ダベる(駄弁る。雑談するの意)
多摩ギャル(「多摩川ギャル」の略で、かつて読売巨人軍の練習場が多摩川河川敷にあったため、そこに見学に来ている若い女性達を総称してこう呼んだ。)
多摩川組(上記と関連して、ジャイアンツの練習場が、多摩川河川敷から読売ランドに移転する過渡期に、二軍選手のみが多摩川練習場を使用したため、二軍選手を意味する言葉として用いられた)
チッキ(鉄道手荷物のこと。この輸送形態自体が消滅してしまった)
ちょっとタンマ
提灯袖(現在は通常パフスリーブと呼ばれる)
チョッキ
チョンボ(失敗の意。元々は麻雀用語。)
ツッパリ(不良少年のこと。今では通常ヤンキーと呼ばれる)
デカパイ(巨乳のこと)
テクしー(タクシーのもじり。てくてくと歩いていくこと)
出歯亀(でばがめ)
テンロク(排気量が1600ccの国産車、うちスポーツモデルを指す。代表的な車種にハチロク、シビック、CR-X、ロードスターなど。)
唐変木
ところがぎっちょん(ところがどっこい、ところがどうして等もある。「ところがそうではなく」あるいは「ところがそうならず」の意味)
とっくり(タートルネック)
とっぽい(気障、生意気、不良じみた、の意)
とらばーゆ(転職の意。但し女性向け転職情報誌「とらばーゆ」の名称として現在も使用されている。本来はフランス語で「労働」の意。スペルは"travail")
トリサンパイ(ケンウッドの旧称「トリオ」、「山水電気」、「パイオニア」の頭文字をとって、オーディオ機器の御三家をあらわしたもの)
トルコ風呂 - 現在では差別用語とされる。
ドロンします(失礼しますの意)

2009年03月16日

金銅八角燈籠(国宝)

東大寺は1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されている。

毎年1月1日の0時から8時までの間、中門(重要文化財)が開かれ、金堂(大仏殿・国宝)内に無料で入堂できる(通常入堂料:大人500円・小人300円)。参拝は午前7時半から受け付けている。

南大門(国宝)
平安時代の応和2年(962年)8月に台風で倒壊後、鎌倉時代の正治元年(1199年)に復興されたもの。東大寺中興の祖である俊乗坊重源が中国・宋から伝えた建築様式といわれる大仏様(だいぶつよう、天竺様・てんじくようともいう)を採用した建築として著名である。大仏様の特色は、貫と呼ばれる、柱を貫通する水平材を多用して構造を堅固にしていること、天井を張らずに構造材をそのまま見せて装飾としていることなどが挙げられる。門内左右には金剛力士(仁王)像と石造獅子1対(重文)を安置する。
木造金剛力士立像(国宝)
高さ8.4メートルの巨大な木像。門の向かって右に吽形(うんぎょう、口を閉じた像)、左に阿形(あぎょう、口を開いた像)を安置する。これは一般的な仁王像の安置方法とは左右逆である。1988年から1993年にかけて造像以来初めての解体修理が実施され、像内からは多数の納入品や墨書が発見された。それによると阿形像は大仏師運慶および快慶が小仏師13人を率いて造り、吽形像は大仏師定覚および湛慶が小仏師12人とともに造ったものである。これは、「阿形像は快慶、吽形像は運慶が中心になって造った」とする従来の通説とは若干異なっているが、いずれにしても、運慶が制作現場全体の総指揮に当たっていたとみて大過ないであろう。
中門(重文)
金堂(大仏殿)の手前にある入母屋造の楼門(2階建ての門)。享保元年(1716年)頃の再建。中門の両脇から「コ」の字形に回廊が伸び、金堂の左右に至る。
金堂(大仏殿)(国宝)
金堂および本尊盧舎那仏(大仏)については別項「東大寺盧舎那仏像」を参照。
如意輪観音坐像・虚空蔵菩薩坐像(重文)
大仏の左右に脇侍として安置される。これらの像は大仏(銅造)とは異なり木造である。京都の仏師山本順慶一門と、大坂の仏師椿井賢慶一門らにより、30数年をかけて制作されたもので、江戸時代の代表的な仏教彫刻である。如意輪観音像は元文3年(1738年)頃の完成、虚空蔵菩薩像は遅れて宝暦2年(1752年)の完成。

金銅八角燈籠(国宝)
大仏殿の正面に立つ燈籠。たびたび修理されているが、基本的には奈良時代創建時のものである。火袋には楽器を奏する菩薩の浮き彫りがある。

俊乗堂
鎌倉時代に大仏と大仏殿を再興した中興の祖、俊乗坊重源を祀る堂。現在の堂は宝永元年(1704年)の再建。本尊の俊乗上人坐像(国宝)は、上人が86歳で没した直後の制作と思われ、鎌倉時代肖像彫刻の傑作である。
行基堂
奈良時代の著名な僧で、東大寺の創建にも貢献した行基の肖像を安置する。
念仏堂(重文)
鎌倉時代の建築。同じく鎌倉時代の地蔵菩薩坐像(重文)を安置する。
鐘楼(国宝)
鎌倉時代、13世紀初頭の建築。吊られている梵鐘(国宝)は大仏開眼と同年の天平勝宝4年(752年)の制作で、中世以前の梵鐘としては最大のもの(高385センチ、口径271センチ)。2002年12月、NHKの下請け業者に釘を打ち込まれる事件に遭った。
法華堂(三月堂)(国宝)
タジーン ドジョブ セキュア きり ポストマン ニアミス フェデ ラテックス ホトトギス フェー タイダイ ふうせん ベリル そばみち メントール カネロニ キャンドル ファンク ブッシェル チェチ シュロチ チンネ じゃぼ ジベレリン タイシ ふらの タンキニ レユニ クロスボ 鉄人 リッポン ティナド いささ トリップ とうみょ ロレック ストップ プラン テンス プロテオ ノクターン ハコネ ハートフル タヒチ まるも ダウン ウェブ ザンサス びゃっこ マフィン

境内の東方、若草山麓にある。東大寺に残る数少ない奈良時代建築の1つであり、天平仏の宝庫として知られる。東大寺の前身寺院である金鐘寺(こんしゅじ)の羂索堂(けんさくどう)として建てられたもので、記録により天平15年(743年)までには完成していたと思われる。建物の北側約3分の2(参道側から見て向かって左側)の、仏像が安置されている部分が天平時代の建築で、南側の礼堂(らいどう)部分は鎌倉時代の正治元年(1199年)頃に老朽化した天平建築を取り壊し再建したものである。堂内には多数の仏像を安置し、うち本尊の不空羂索観音立像をはじめ9体の乾漆像(麻布を漆で貼り固めた張り子状の像)と、執金剛神像を含む5体の塑像(粘土製の像)が奈良時代のものである。細い制作年代や当初の安置状況については諸説あるが、9体の乾漆像と執金剛神像が当初からの安置仏で、残りの塑像4体は客仏(後世に他の堂から移された像)とするのが通説である。
乾漆不空羂索観音立像(国宝)
奈良時代。高さ3.6メートル。三眼八臂(額に縦に第3の目があり、8本の腕をもつ)の観音像である。頭上の宝冠は、正面に銀製の阿弥陀如来像を飾り、数多くの宝石や透かし彫りで飾った華麗なもので、普段は近くで見ることはできないが、奈良時代工芸の優品として知られる。
塑造日光・月光(がっこう)菩薩立像(国宝)
奈良時代。本尊不空羂索観音の両脇に静かに合掌して立つ。天平彫刻の代表作として著名だが、造像の経緯等は定かでなく、本来の像名も不明である(「日光・月光菩薩」という名称は後世に付けられたもので、本来は、薬師如来の脇侍となる菩薩)。像の表面は現状ほとんど白色だが、制作当初は彩色像であった。本来の像名は梵天・帝釈天だった、とする説もある。
乾漆梵天・帝釈天立像(国宝)
奈良時代。本尊・不空羂索観音立像の左右に安置されている高さ4mを超える巨大な像で、ゆったりとした悠揚たる風格に圧倒される。
乾漆金剛力士立像(国宝)
奈良時代。
乾漆四天王立像(国宝)
法華堂須弥壇上の四隅に安置された四方を守護する神将像で、華麗な彩色文様がよく残り、天平時代の華やかさを今に伝える。
塑造執金剛神立像(国宝)
本尊不空羂索観音の背後の厨子に北向きに安置される。右手に金剛杵(こんごうしょ、仏敵を追い払う武器)を持ち、目を吊り上げて威嚇する武神像である。長らく秘仏であったため、当初の彩色がよく残る。執金剛神とは、仁王像を1体で表わしたもの。本像は東大寺の開山(初代住職)良弁の念持仏と伝え、平将門の伝説でも知られる、古来著名な像である。伝説によれば、平将門が東国で乱を起こした時、この像の髻(もとどり、結髪)を結んでいる元結紐(もとゆいひも)の端が蜂となって飛び去り、将門を刺して苦しめたという。たしかに、本像の元結紐は今も片側が欠失している。秘仏であり、良弁の命日の12月16日のみ公開される。
塑造吉祥天・弁才天立像(重文)
奈良時代。堂内の厨子に安置されている。唐三彩の婦人俑に似た豊満な貴婦人の形をとっている。吉祥天は二臂、弁財天は八臂。いずれも破損が著しいがかえって塑像の構造が明らかにされており、美術史上貴重な資料である。
木造不動明王二童子像(重文)
南北朝時代。小品ながらもよくまとまった佳品である。
木造地蔵菩薩坐像(重文)
鎌倉時代。

2009年02月26日

史実は特に1944年以降が大きく異なっている。

EXTRA編の武がいた『元の世界』の史実は殆ど現実世界と変わらない設定だが、UNLIMITED編や本作の物語の主体である『並列世界』の史実は特に1944年以降が大きく異なっている。

第二次世界大戦(大東亜戦争)では、日本は敗れはしたものの、1944年に終戦しているために2発の原爆攻撃を受けておらず、無条件降伏もしていない。しかし、現在の国号は「日本帝国」となっている。この後、米国軍は日本に駐留していたが、欧州へのBETA侵攻を機に撤退している。また、ソビエト連邦も解体されずに残っている。

日本の首都は大政奉還後も京都であり、東京は経済中心地として発展してきた。しかし、BETAが日本に侵攻した1998年に京都が壊滅したため東京に遷都している。

科学技術も、特に軍事方面では格段に進んでおり、遅くとも1966年には月に国際月面基地の建設が完了している。

物語が始まる2001年10月22日時点では世界の総人口は10数億人で、日本の人口も6,000万人程度になっている。

日本の政治体制は内閣総理大臣を国家元首とする『元の世界』とは異なり、「皇帝」を日本帝国の元首とし、皇帝より任命された「政威大将軍」(将軍)が政務と軍の指揮権を委譲されるという形で統治している。その下に、内閣総理大臣(榊千鶴の父)が位置しており、本来は将軍の政務を補佐する役割であるが、将軍の意志が十全に政治に反映されていないのが実情である。このことが、一部の帝国軍によるクーデター『12・5事件』の理由の一つとなっている。

略年表
1944年
大東亜戦争終戦
1958年
米国探査衛星「ヴァイキング1号」が火星に到達。生物らしき影が映った地表写真が地球に送信される。後に火星全体に生息している「火星外起源種」であることが判明。
1966年
BETAとの和平交渉、諜報活動を目的とした対話計画「オルタネイティヴI」を発動。
1967年
国際恒久月面基地「プラトー1」にて地質調査チームが月面に火星に存在する生物と同種の存在を確認後、行方不明となる(サクロボスコ事件)。後にこの生物を「BETA」と命名。
1968年
「オルタネイティヴI」を破棄し、BETAの調査を目的とした生態調査計画「オルタネイティヴII」発動。
1973年4月19日
中国・新疆ウイグル自治区喀什(カシュガル)にBETAが搭乗した着陸ユニットが飛来。中国軍が国連軍の派遣の受け入れを拒否したため、後手に回り対処不可能な状況に陥る。この後、BETAの思考リーディングを目的とした思考解読計画「オルタネイティヴIII」を発動。
1974年7月6日
カナダ・サスカチュワン州アサバスカにBETAが搭乗した着陸ユニットが飛来するも、戦術核の集中運用で殲滅させる。この時点で喀什に飛来したBETAはヨーロッパ、西アジア、東アジア、中央アフリカへ侵攻し、大地もろとも都市を殲滅。
1995年
「オルタネイティヴIII」を接収し、人類救済計画「オルタネイティヴIV」を発動。
1998年
BETA日本侵攻。喀什から東進してきたBETAが北九州に上陸。九州・四国・中国・近畿がわずか一週間で壊滅。犠牲者は3600万人(日本人口の30%)にも上った。 首都京都が壊滅したため東京へ遷都。
1999年
BETAが関東侵攻。横浜までBETAの勢力下に置かれるが、大東亜連合軍・米軍を主力とする国連軍の本州奪還作戦により2発のG弾を使用することでBETAを退けることに成功。

BETA
BETA(ベータ)とは Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race の略で、人類に敵対的な地球外起源種のこと。人類と同様の炭素系生命体。火星や月は既にBETAに支配されており、地球では1973年のBETA来襲以来、28年間にも渡って人類との戦争が続いている。人類は再三BETAと接触しているが、生命体として認識されていない。BETAの言語やコミュニケーション手段は一切不明だが、高度な科学技術と、生物が生きる上で過酷な環境にも適応する能力を備えている。

地球に来た目的なども不明だが、『ハイヴ』と呼ばれるBETAの「巣」から外宇宙へシャトルのようなものを発射されているのが確認されている。地球周辺の宇宙空間も既にBETAが支配しているが、衛星軌道上の人工衛星や、ラグランジュ点で建造中の地球脱出用宇宙移民船などは攻撃を受けていないため、BETAは地球そのものに対して、なんらかの目的があると思われている。

地球上で確認されているのは以下の種。

光線属種
光線(レーザー)属種は重光線級と光線級の2種が確認されている。光線属種が放つレーザーは大気や気象条件で威力の減衰が期待できない程の高出力を持ち、捕捉されると逃げられず、戦術機の装甲でも数秒しかもたない。また、味方への誤射は絶対にしない。しかし、標的を補足し、照射準備にはいると動きが止まり、標的の追尾以外行動をとらない。一度レーザーを照射すると、再照射までエネルギーの充填時間がある。再照射までは光線級で12秒、重光線級で36秒かかる。
レーザー照射器官などを除き、光線級と重光線級との生物学的な共通点はない。
光線級
全長:1.2m/全幅:1.6m/全高:3m/俗名:ルクス
防御力、耐久力は低いが、高出力レーザーは30kmも離れた標的を撃ち落す程の威力を持つ。一般的に光線級という場合は、重光線級を含めた光線属種のことを指す。
重光線級
全長:15m/全幅:11m/全高:21m/俗名:マグヌス ルクス
高出力レーザーは高度500mで低空進入した飛行物体を約100km手前で撃ち落してしまう程。
要撃級
全長:19m/全幅:28m/全高:12m/最大全幅:39m/俗名:メデューム
要撃(グラップラー)級は頑強な前腕が特徴。敵戦力の主核の種族であり、その近接戦闘能力は非常に高く、その前腕で殴られると戦術機といえども一溜りもない。大きい割には俊敏であり旋回機動能力も高い。前腕部の硬度はモース硬度15以上、ダイヤモンド以上の硬さ誇る。
伊隅大尉曰く、「戦場でもっとも多く出会うお友達」。
突撃級
全長:18m/全幅:17m/全高:16m/俗名:ルイタウラ
突撃(デストロイヤー)級は破壊力が凄まじく、前方は甲殻に覆われているため防御力は高い。この甲殻も要撃級の前腕と同じ硬度を誇る。BETA戦では必ず先頭にいる。機動性や対人探知能力は全BETA中で最低。直線的な機動は優れており、最高時速は170kmにも上る。まともに正面からぶつかれば大破、即死は免れない。しかし、後方はほぼむき出しの状態であるため、防御力が低い。後方であれば36mm弾での攻撃が通用する。
要塞級
全長:52m/全幅:37m/全高:66m/俗名:グラヴィス
要塞(フォート)級は地球上で確認されているBETAの中では最大。10本足だが、体構造は昆虫に似ている。防御力、持久力共に高いが図体がでかい分、機動力は低い。尾節には全長50mもの触手がある。触手の先端(衝角)は何かに触れると強酸性溶解液が分泌される。この衝角もダイヤモンド以上に硬く、図体に似合わない器用さでこれを振り回してくるため、迂闊な接近は危険。その威力はたやすく戦術機を貫通するほど。
36mmではほとんど効果がなく、120mmでもダメージはあたえにくい。関節部を狙うのが望ましいとされている。
胎内から小型種が出現するという事例が報告されている。
小型種
小型種は3種が確認されている。特徴として対人探知能力は極めて高く、動きが俊敏。攻撃力も防御力も高くはないが、大群で攻めてくる。
戦車級
全長:4.4m/全幅:1.9m/全高:2.8m/俗名:エクウスペディス
戦車(タンク)級は軍用トラックと同じくらいの大きさで最高時速は80km程。歩兵の重機関銃でも対処できるが、とにかく数が異常。小型種の主力とも言える存在。顎が強く、戦術機の装甲も噛み砕いてしまう。集団で戦術機に取り付かれると一巻の終わり。ハイヴ坑内では多く出現する。ちなみに、もっとも多くの衛士を(戦術機ごと)喰らっているのがこのBETA種。
闘士級
全長:1.7m/全幅:1.5m/全高:2.5m/俗名:バルルスナリス
闘士(ウォーリアー)級は俊敏だが戦術機相手には敵わない。象の鼻の様な腕が特徴で、人間の頭をもぎ取る力を持っている。歩兵の小銃や拳銃も有効だが、その俊敏さ故、命中させるのは難しい。
兵士級
全長:1.2m/全幅:1.4m/全高:2.3m/俗名:ヴェナトル
兵士(ソルジャー)級は1995年に初めて確認された新種。対人探知能力は全BETA中で一番高い。俊敏で腕力も人間の数倍もある。しかし、全BETA中で一番弱いため、戦術機や機械化強化歩兵の相手ではない。兵士級のみ人類を原料として再利用をしている。特徴として「つぶらな瞳」をしている。ちなみに、人類を直接研究しているのもこの兵士級である。
他にも、未確認ではあるが、隔壁の様な属種やハイヴ内の坑道を掘り進んでいると見られる大型トンネル掘進機の様な属種も存在している。

母艦級
全長:1800m/全幅:176m/全高:176m/俗名:メガワーム
オリジナルハイヴのあ号標的寸前で確認された新種。桜花作戦後の正式命名以前は未確認大型種と呼称されていたが、一部から空母(キャリアー)級・列車(トレイン)級と呼ばれている。その大きさは規格外の存在であり、内部からは光線級、突撃級だけでなく今まで「ハイヴ内で出会う事は無い」と考えられていた要塞級まで出現させている。その様相は、まさに超大型シールドマシンである。因みに、地下を掘り進んできたBETAもコレであるらしい。
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戦術機
戦術機(せんじゅつき)は対BETA戦用人型兵器のこと。正式には「戦術歩行戦闘機」という。それまでは航空機を中心にした制空権争いが戦闘の主体だったが、BETAの光線属種の出現により航空機が全く役に立たなくなった。その為、1974年に対BETA戦用に開発されたのが人型兵器「戦術機」である。現実に存在する戦闘機など(国産機は駆逐艦名など)の名称・愛称を利用している。戦闘機の愛称が使用されている事から、作中に登場する戦術機の電子制御伝達方式であるOBW(Operation By Wire)やOBL(Operation By Light)は戦闘機の電子制御伝達方式であるFBW(Fly By Wire)とFBL(Fly By Light)が元になっているものと思われる。

戦術機は第1世代機から第3世代機まで存在し、第1世代機では機動性より防御性、耐久性を重視した重装甲装備が特徴である。第2世代機では耐熱対弾複合装甲の使用を主要部に限定し、機体重量の軽量化と機動性の向上させている。第3世代機では新素材による装甲の軽量化やデータリンクの高速大容量化、機動性重視の設計が特徴で、それまでの第1、第2世代機と比べて機動性だけでなく、柔軟性、即応性も大幅に向上している。 なお開発国によって所有する兵装が違い、特に大きな違いは「日本製」の戦術機には「S-11」という強力な爆弾を自決用に使える様に搭載している。

帝国軍機は『陽炎』まで米軍機をライセンス生産した戦術機を使用しており、対BETA戦を意識した近接戦闘能力(特に長刀)と近接機動性を重視した設計が特徴。その設計思想を極端な形で発展させたのが『武御雷』である。

戦術機の開発史に関しては『月刊ホビージャパン』2008年1月号から連載されている『Tactical Surface Fighter in Action』に詳しい。

F-4「ファントム」
米国が開発した人類初の戦術機。いわゆる第1世代戦術機。1974年の実戦配備以来、日本など30ヶ国で採用され、派生機も数多く存在する。装備や主機などのマイナーチェンジを繰り返し、初採用から37年経っても国連軍や各国軍の中核を担っている。
F-4J「撃震」(げきしん)
米国軍F-4「ファントム」を帝国軍がライセンス生産した戦術機。「ファントム」同様マイナーチェンジを繰り返し、帝国軍で最も多く実戦配備されているほか、極東国連軍においてもかなりの数が配備されている。武達がUNLIMITEDで主に使用した。斯衛軍用にカスタマイズされたF-4J改「瑞鶴」(ずいかく)も存在する。
F-15「イーグル」
米国軍が「ファントム」をベースに開発した世界最強の第2世代戦術機。他にも各国で実戦配備されているため、様々な派生機が存在する。
F-15E「ストライク・イーグル」
F-15「イーグル」をベースに総合的に攻撃力を強化した派生機で、米国軍の主力となっている戦術機。国連軍でも活用されており作中では軌道降下兵団が使用している。高い性能に加え、最新の第3世代機と比べても何ら遜色のない稼働率と信頼性を誇り、12・5事件では不知火を主力とするクーデター軍を相手に、圧倒的に数が劣る状況で武達の退路を文字通り死守しきった。
F-15J 89式戦術歩行戦闘機「陽炎」(かげろう)
帝国軍が第3世代純国産戦術機開発へ向けたノウハウ収得の為、米国軍F-15「イーグル」をライセンス生産した戦術機。「撃震」同様、帝国軍内で多く実戦配備されている。
F-22A「ラプター」
米国軍の第3世代の最新鋭機で次期主力機。機動性や攻撃力・隠密性において圧倒的な性能を誇り、同時期の他の第3世代戦術機と比較しても追随を許さないほどの圧倒的な性能を有している。ステルス性が高くレーダー反射が小さいため、レーダーで捉えにくいのが特徴。そのステルス性は正面からの接近でさえレーダーで捕捉しにくいほどである。対BETA戦より対BETA戦後の人類兵器戦まで意識されて設計された戦術機。12・5事件では「不知火」を主力とする沙霧大尉以下クーデター軍に対し7:1という驚異的な撃墜比を見せた。
A-6J「海神」(わだつみ)
米国軍A-6「イントルーダー」をベースにした帝国軍の水陸両用戦術機。重装甲と固定武装が充実している。専用の潜水母艦の艦首に変形して接続されており、戦闘時には離艦して人型に戻る。
97式戦術歩行高等練習機「吹雪」(ふぶき)
帝国軍がF-15J「陽炎」をベースに第3世代戦術機の研究を目的に開発した試験機。「不知火」の完成を受けて訓練機に転用された。武たちがオルタネイティヴで初めて乗った訓練用戦術機でもある。性能的には「撃震」に勝っているため、後に「不知火」の量産パーツを流用した派生機種が実戦配備されたが、「撃震」の配備数や安定性などを理由に配備数は少ない。武達がUNLIMITEDでは主に練習機として、ALTERNATIVEでは中盤の任官するまで使用している。
94式戦術歩行戦闘機「不知火」(しらぬい)
1994年に帝国軍が開発した初の純国産戦術機。「陽炎」と「吹雪」をベースにした第3世代機。帝国本土防衛軍帝都防衛隊や富士教導隊などのエリート部隊に配備されている。国連軍では横浜基地A-01部隊にのみ配備されている。現在の戦術機の中では高いレベルの性能を持つが、12・5事件においては一部のエースパイロット搭乗機以外、米国軍最新鋭機「ラプター」に単機では歯が立たなかった。武達が中盤以降A-01部隊に配属されてから使用する機体。
00式戦術歩行戦闘機「武御雷」(たけみかづち)
F-4改造機「瑞鶴(ずいかく)」退役を控えて開発された帝国斯衛軍専用の第3世代純国産戦術機。途轍もなく高性能な戦術機であり、斯衛軍のシンボルともなっている。しかし、機体を稼動させるには高度な整備体制を必要とする上、斯衛軍の戦術思想や任務内容によるものか、自律誘導弾システム(ミサイルランチャー)も装備不可である等、兵器としては汎用性に欠ける点が見られる。
武たちの「吹雪」が搬入された際に月詠が冥夜専用の戦術機として持ってきた紫の武御雷(R)は元々、将軍専用機であるが、冥夜は受け取りを拒み、実戦では最後の作戦で使用したのみである。他にも月詠の紅い武御雷(F)や斯衛軍第19独立警護小隊の白い武御雷(A)、一般兵用の黒い武御雷(C)など、様々なカラーバリエーションが存在し、それに応じたチューンアップもなされている。具体的には冠位十二階の順番にならっており、将軍機である紫に至っては完全なワンオフチューンアップが成され、生体認証まで備える。また、後年に国連派遣仕様も存在するらしい。
XG-70b「凄乃皇弐型」(すさのおにがた)
米国のHI-MAERF(ハイマーフ)計画が生み出した戦略航空機動要塞の試作機。一般的な戦術機の約5倍もの大きさを誇る。備えられたムアコック・レヒテ型抗重力機関から発生するラザフォード場により、光線属種のレーザー照射を歪曲・無力化、さらに接近した物体を重力変動で粉砕するため、遠距離・近距離のどちらの攻撃にも対応できる。また、主砲には荷電粒子砲を装備している。単独でのハイヴ攻略の要になると期待されたが、ラザフォード場がコクピット内部にも発生し、通常のコンピュータの演算能力ではそれをキャンセルする事ができず人間が搭乗できない(試験時に搭乗したパイロットは全員ぶちまけられた「シチュー」みたいになった)欠陥兵器であった。加えて、G弾の完成により計画は完全にお蔵入りとなってしまった。後に帝国軍の仲介で米軍と国連軍との間で取引が行われ、オルタネイティヴ計画に接収される。オルタネイティヴIV内での呼称は、ウェポンシステム-110A。
XG-70d「凄乃皇四型」(すさのおよんがた)
HI-MAERF(ハイマーフ)計画とオルタネイティヴ計画の混血機。ハイヴへの単独侵攻、単独制圧を目的とした「弐型」の完成機であり、オリジナルハイヴ攻略用の切り札として横浜基地の最深部で調整が続けられていた。主砲の荷電粒子砲を始め、設計段階においては、2700mm電磁投射砲、120mm電磁速射砲、36mmチェーンガン等が装備されており、「弐型」の欠点の一つであった攻撃装備不足を解消している。その攻撃力は絶大。しかし、本編では諸事情によりほとんどの兵装は省略されてしまっている。また、ラザフォード場の制御問題がクリアされている為、人間の搭乗も可能となっている。ただし、搭乗できる人間にはかなり厳しい制限がある。なお、副砲であった120mm電磁投射砲の技術は帝国軍に提供され、FX計画の一端として戦術機が携帯できるように改修されている。
他にも米国軍のF-5、F-35「ペリグリー」、A-12「アベンジャー」、EU軍のEF-2000「タイフーン」、「ラファール」、アラスカ・ソビエト軍のSu-27「ジュラーヴリク」、Su-47「ベルクート」などが存在しているが、劇中には名前以外登場しない。

2009年02月10日

刀伊の入寇/平忠常の乱

刀伊の入寇(といのにゅうこう)とは寛仁3年(1019年)に、中国遼配下の満州(中国東北部)を中心に分布した女真族(満州民族)と見られる海賊船団が壱岐・対馬を襲い、更に筑前まで攻めてきた事件。

刀伊の来寇ともいう。侵攻の主体とされる女真族とは、12世紀に金を、後の17世紀には満州族として清を建国する民族である。だが、当時の女真族の一部は高麗へ朝貢しており、女真族が遠く日本近海で海賊行為を行うことほとんど前例が無く、捕虜に高麗人もいたことから、権大納言源俊賢は賊が高麗人主体か又は高麗属民の女真族主体の集団ではと疑問を呈している。高麗は拉致された壱岐・対馬の島民を日本へ移送しており、高麗政府として関与していた可能性は薄いと考えられている。
刀伊とは、高麗が北方(東界・北界)の蛮族を指す時に使う名称であった。15世紀の訓民正音発布以降の、ハングルによって書かれた書物では되(そのまま「トイ」)として表れるが、当時とは国境が違うことを理解しておきたい。
タイム ハンド トリニタ テンシル ファクトリー ふたつ星 はなの舞 ブロイラー スペクタ だっと ラマズダ キーバス 後ろゆび ドラッ エンド もくと トップラ ヒップ トルテ ドーパミン ボケ インタ ファミ テレポ ぱらぴーの タリカ ピューレ カピタン セブサー 春一輪 レイガイド ポット レグルス ロビイ 秘密の花園 コバノ リンワキ ソフトサーチ ムチャコジ オルガン ゲッツ スプーン ランタ しゅいろ うしべに パンパ ブザー ロカール ランダム サブアリ

寛仁3年(1019年)3月27日、刀伊は賊船約50隻の船団を組んで突如として対馬に来襲し、島の各地で殺人や放火を繰り返し暴れまわった。この時、国司の対馬守遠晴は、なんとか島からの脱出に成功し大宰府に逃れている。賊徒は続いて、壱岐を襲撃。老人・子供を殺し、壮年の男女を船にさらい、人家を焼いて牛馬家畜を食い荒らした。賊徒来襲の急報を聞いた、国司の壱岐守藤原理忠は、ただちに軍を率いて賊徒の征伐に向うが、玉砕してしまった。理忠の軍を打ち破った賊徒は次に壱岐嶋分寺を焼こうとした。これに対し、嶋分寺側は、常覚(島内の寺の総括責任者)の指揮の元、僧侶たちが応戦し、襲い掛かる賊徒を三度まで撃退するが、その後も続いた賊徒の猛攻に耐えきれず、常覚は一人で島を脱出し、事の次第を大宰府に報告へと向った。しばらくして、寺に残った僧侶たちは全滅してしまい嶋分寺は陥落した。この時、嶋分寺は全焼している。その後、筑前国怡土の郡に襲来、4月8日から12日にかけて現在の博多周辺まで侵入し、周辺地域を荒らしまわった。これに対し、大宰権帥藤原隆家は九州の豪族や武士を率いて撃退した。ただ、略奪をし終えて撤退したとも考えられる。

被害は、記録されただけでも殺害された者365名、拉致された者1,289名、牛馬380匹、家屋45棟以上。壱岐島では残りとどまった住民が35名に過ぎなかったという。また有名な対馬銀鉱も焼損した。

当初、日本側は何者が攻めてきたのか分からず、賊虜3人がみな高麗人であって、彼らは「高麗を襲った刀伊に捕らえられていたのだ」と申し立てたが、以前に新羅の海賊が九州を襲ったこともあってか、太宰府や朝廷は半信半疑であった。結局、賊が高麗人でないと判明したのは、7月7日、高麗に密航していた対馬判官代長嶺諸近(ながみねのもろちか)が帰国して事情を報じ、9月に高麗虜人送使の鄭子良が保護した日本人270人を送り届けてきてからである。高麗使は翌年2月、太宰府から高麗政府の下部機関である安東護府に宛てた返書を持ち、帰国した。隆家はこの使者の労をねぎらい、黄金300両を贈ったという。

「刀伊」の主流は恐らく満洲民族の前身である女真の一部族であったと考えられている。当時の女真は農耕の習慣を持っておらず、代わりに農耕民族を拉致して自己の勢力圏内で農耕に従事させて食糧を確保していたとも言われている。このため、入寇の目的としては単なる海賊行為の他にこうした農耕民族住民の確保があったとも言われている。

この非常事態を朝廷が知ったのは事態が落着したあとであったが、防人や弩を復活して大規模に警護を固めた弘仁、貞観、寛平の韓寇のときにくらべ、ほとんど再発防止に努めた様子はうかがえない。その上、藤原隆家らに何ら恩賞を与えなかった。これは「平将門の乱(天慶の乱)」、「藤原純友の乱(承平の乱)」に続き朝廷の無能振りと武士の影響力の増長を示すこととなった(追討の勅符の到着前に撃退していたため、勅符の重要性を強調して藤原行成・藤原公任が恩賞不要の意見を述べたが、藤原実資が反論して恩賞を与えるべきとの結論に達したとされている。また、後に引退していた藤原道長の口添えによって恩賞が出されたともされている)。

刀伊の賊船一団は高麗沿岸にて同様の行為を行ったが、ここでも高麗の水軍に撃退された。このとき、拉致された日本人二百数十人が高麗水軍に保護され、日本に送還された。また日本は宋との関係が良好になっていたため、外国の脅威をあまり感じなくなっていたようである。日本と契丹(遼)はのちのちまでほとんど交流がなく、密航者はきびしく罰せられた。

この事件に関しては「小右記」・「朝野群載」等が詳しく、『高麗史』などにはほとんど記事がない。

付言
なお、刀伊が本拠とした永興湾本拠地は沿海州とも言われている。上記参照。付近は当時「東界」と呼ばれ、後に李氏朝鮮王朝をひらく全州李氏一族が入植し現地女真族を支配しつつあった。[要出典]これについては高麗国も牒のなかで「女真はわがほうに朝貢を納めていた」と明記し、源俊賢が「それなら賊は高麗の属民ではないか」とすでに問題としている。古来渤海人らがすすんで北西九州にきた例はなく、刀伊の前後にこの海域を荒らしたのがほとんど高麗人であった点からも、刀伊の正体はこの李氏であるという見方もでている。[要出典]

(※通説では李氏(全州李氏)の出身は全羅道全州であり、李成桂の高祖父の李安社の時に全州を出てモンゴル帝国勢力下の豆満江流域に定着、1255年に官位を取得。李安社の息子の李行里の時(1290年)に咸興に移住、定着したとされている。岡田英弘らは李氏は女真人であるとの説を唱えている。李成桂を参照)

賊の風俗は、「牛馬を切っては食い、また犬を屠殺してむさぼり食らう」と記録され、また「人を食う」との証言も見られる。斬り込み隊、盾を持った弓部隊らが10-20組も繰り出してあっというまに拉致・虐殺・放火・略奪をやってのけ、牛馬をぬすみ、切り殺して食うなどの蛮行をかさねてはつぎの場所へと逃げてゆく、という熟練ぶりであった。逃げるのにじゃまになった病人や児童は簀巻きにして平然と海に投げ入れた(詳細は参考文献を参照)。

討伐に活躍した藤原隆家は『枕草子』で知られる中関白家の生き残りで専門の武士と言うわけではない。九州の武士団は関東に比べ発展が遅れ、討伐に活躍したと記録に見える主な者をひろってみても、大蔵種材、光弘、藤原明範、助高、友近、致孝、平為賢(方)、為忠、財部弘近、弘延、紀重方、文屋恵(忠)光、多治久明、源知、僧常覚ら、現地人の寄せ集めに近い。中世の大豪族・菊池氏は隆家の子孫と伝えているが、石井進は在地官人の少弐藤原蔵規という人がじつは先祖だったろう、との見解を示している。源知はのちの松浦党の先祖のひとりとみられ、その地で賊を討って最終的に逃亡させる活躍をした。

塙保己一編『鶏林拾葉』国史や公家の日記などから日朝関係の資料を抜粋した部類記。
『小右記』東京大学史料編纂所のデータベースから読むことができる。
土田直鎮『日本の歴史 5 王朝の貴族』中央公論社、1965 ソフトカバーや文庫本にもなっており定番ではあるが古く、高麗が朝鮮時代の国境とされているなど地図に関してはかなり難がある。

平忠常の乱(たいらのただつねのらん)は平安時代に房総三カ国(上総国、下総国、安房国)で起きた反乱。平将門の乱以来平穏だった平安時代の関東地方では久しい大規模な反乱であった。

平将門の子孫に当たる平忠常が乱を起こし、朝廷は討伐軍を派遣するが3年にわたって鎮圧できなかった。有力武士の源頼信が起用されるに及び忠常は降伏した。この乱により房総三カ国は大いに荒廃した。長元の乱ともいう。

経緯
平良文は下総国相馬郡を本拠に村岡五郎と称し、子の忠頼、孫の忠常の三代に渡り関東で勢力を伸ばした。忠常は上総国、下総国、常陸国に父祖以来の広大な所領を有し、傍若無人に振る舞い、国司の命に服さず納税の義務も果たさなかった。

長元元年(1028年)6月、忠常は安房守平惟忠を焼き殺す事件を起こした。原因は不明だが、受領と在地領主である忠常との対立が高じたものらしい。続いて忠常は上総国の国衙を占領してしまう。上総介縣犬養為政の妻子が京へ逃れ、これを見た上総国の国人たちは忠常に加担して反乱は房総三カ国(上総国、下総国、安房国)に広まった。当時、在地豪族(地方軍事貴族)はたびたび国衙に反抗的な行動をとっていたが、中央の有力貴族との私的な関係を通じて不問になることが多く、実際に追討宣旨が下されることは稀だった。

事件の報は朝廷に伝えられ追討使として源頼信・平正輔・平直方・中原成通が候補にあがった。右大臣・藤原実資は陣定において、頼信を推薦した。頼信は常陸介在任中に忠常を臣従させており、事態の穏便な解決のためには最適と考えられた。他の公卿も同調するが、後一条天皇の裁可により検非違使右衛門少尉・平直方と検非違使左衛門少志・中原成道が追討使に任じられた。直方を追討使に抜擢したのは、関白・藤原頼通だった。直方は貞盛流の嫡流ともいえる立場であり、同じ貞盛流の常陸平氏と連携していた。常陸平氏は、武蔵・下総を勢力基盤とする良文流平氏とは長年の敵対関係にあった。直方は頼通の家人であり、頼通に働きかけることで追討使に任命されたと推測される。直方は国家の公認のもとに、平忠常ら良文流平氏を排除する立場を得ることに成功した。8月、京に潜入した忠常の郎党が捕らえられている。郎党は内大臣藤原教通(忠常の「私君」にあたる人物)宛ての書状を持っており、追討令の不当を訴える内容だった。平直方と中原成道は吉日を選び任命から40余日も後の8月5日亥の刻(午後10時)に兵200を率いて京を出立した。夜中にもかかわらず、見物人が集まり見送ったという。翌年には、直方の父・維時が上総介に任命され追討も本格化する。国家から謀叛人扱いされた忠常は、徹底抗戦を余儀なくされる。

追討使の中原成道は消極的で、関東へ向かう途上、母親の病を理由に美濃国で滞陣している。合戦の詳細は不明だが消極派の成道と積極派の直方は仲たがいしたため討伐軍は苦戦し、乱は一向に鎮圧できなかった。長元2年(1029年)2月、朝廷は東海道、東山道、北陸道の諸国へ忠常追討の官符を下して討伐軍を補強させるが鎮定はすすまなかった。同年12月には都への報告を怠ったという理由で成道は解任されてしまう。

長元3年(1030年)3月、忠常は安房国の国衙を襲撃して、安房守藤原光業を放逐した。朝廷は後任の安房守に平正輔を任じるが、平正輔は伊勢国で同族の平致経と抗争を繰り返している最中で任国へ向かうどころではなかった。忠常は上総国夷隅郡伊志みの要害に立て篭もって抵抗を続けた。乱は長期戦となり、戦場となった上総国、下総国、安房国の疲弊ははなはだしく、下総守藤原為頼は飢餓にせまられ、その妻子は憂死したと伝えられる。

同年9月、業を煮やした朝廷は平直方を召還し、代わって甲斐守源頼信を追討使に任じて忠常討伐を命じた。頼信は直ぐには出立せず、準備を整えた上で忠常の子の一法師をともなって甲斐国へ下向した。長期に及ぶ戦いで忠常の軍は疲弊しており、頼信が上総国へ出立しようとした長元4年(1031年)春に忠常は出家して子と従者をしたがえて頼信に降伏した。頼信は忠常を連れて帰還の途につくが、同年6月、美濃国野上で忠常は病死した。頼信は忠常の首をはねて帰京した。忠常の首はいったん梟首とされたが、降人の首をさらすべきではないとして従者へ返され、また忠常の子の常将と常近も罪を許された。長元5年(1032年)功により頼信は美濃守に任じられた。

平直方の征伐にも屈しなかった忠常が、頼信の出陣によりあっけなく降伏したのは、忠常が頼信の家人であった(『今昔物語集』)ためであるともいわれている。

この乱の主戦場になった房総三カ国(下総国、上総国、安房国)は大きな被害を受け、上総守藤原辰重の報告によると本来、上総国の作田は2万2千町あったが、僅かに18町に減ってしまったという。だが、同時にその原因は追討使であった平直方や諸国兵士、すなわち朝廷軍による収奪であったと明言している(『左経記』長元7年10月24日条)。

この乱を平定することにより坂東平氏の多くが頼信の配下に入り、清和源氏が東国で勢力を広げる契機となった。


2009年01月24日

ジャイアントロボ(GR1)


百番 セアニア シベリ チョップ キャッチ キラー マンダラ 宙船日本 マスカット ドリネ チェンバロ グラス ベッド スワット てる坊主 つりばな ナット ソース ギャザー チャチャ フォー ソフト 楽隊 パラチフス トゥル キング チープ ルリマツリ ブルゴー デポプロ トロピカル キト日本 コンアレー 台風対策 アイライナ ヒズボラ ルーフ タイム マシュマロ レギュラ ウラン ヨーヨー ファ ナステ ダンス たるみず グロッサム スイム はまます よどえ
作品世界では禁断の動力源とされるエネルギーである、原子力で稼働する汎用型巨大ロボット。原案は『ジャイアントロボ』に登場した同名のロボットだが、デザイン担当者は同作・特撮版の”記憶”とシュワルツェネッガーをイメージに制作した。
原案と比較すると、腕や足が大幅にボリュームアップし、精悍な顔つきになっている。武器はその剛力から放たれるパンチと、普段は背部に収納されているロケットバズーカなど、全身に収納された火砲類。また、胸部にはワイヤーアンカーを備える。大作は単に「ロボ」と呼び、彼の持つ腕時計型コントローラーで操縦される。操縦する時は、大作は通常ロボの顔側面にあるはしごに掴まっている。普通に考えれば振り落とされてしまいそうだが、どうやって安全を確保しているか、またどんな安全装置があるかは不明。なお、コントローラーには大作の声紋が登録されているため、彼以外には操縦できない仕組みになっている。操縦者の無事を最優先させるプログラムにより、大作が絶体絶命の状況に陥ったときは通常の50倍以上のパワーで行動することができる。背部のロケットエンジンを使い、飛行する。目から涙のような二次冷却水や、鼻から鼻血のようなガソリンを出す事もある。第2話では無力化ガス(ゆうきまさみ氏の主人公を殺しかねないという指摘は誤り。)を撃ち出すシーンもある。
硬式飛行船グレタ・ガルボ
著名な女優の名を冠した国際警察機構の飛行船。唯一ジャイアントロボを空輸できる。内燃機関を利用したサブ動力源を装備しているため、アンチ・シズマフィールド内での活動も可能。内部には2人乗りの戦闘ヘリ、混江竜(こんこうりゅう)、撲天鵰(はくてんちょう)、玉麒麟(ぎょくきりん)が収納されている(いずれも『水滸伝』のキャラクターのあだ名より)。上海での戦闘により、本体は楊志と共に自爆。コクピットはその前に分離され、大作たちを乗せて離脱したが、カラコルム山脈に墜落した。ニュータイプ100%コミックス版では、同系機に「マレーネ・ディートリッヒ」、「マリア・カラス」が存在する。原案はそれぞれの該当項目を参照のこと。『地球の燃え尽きる日』では、『バビル2世』に登場するV号をモチーフとした同名の爆撃機が登場した。
電磁ネットワイヤー発生装置
大怪球を捕獲するために用意された装置。
双尾蠍救助隊ヘリ
梁山泊に配備されたヘリ。大作たちを救助するため、呉学人、花栄、黄信たちを乗せカラコルムへ派遣された。双尾蠍とは劇中にも登場する水滸伝のキャラクター、解宝の仇名から。
ワン・ゼロ・ワン
国際警察機構が所有する偵察衛星。原案は『その名は101』。
28号
ノベライズ版に名前のみが登場した、日本支部のロボット。鉄牛がジャイアントロボと比較したことから、ロボに匹敵する戦力ではないかと思われる。原案は『鉄人28号』。
GinReiロボ TYPE-1(ぎんれい - タイプワン)
『鉄腕GinRei』に登場。国際警察機構が秘密裏に開発していたもう1つのGR。銀鈴の毛穴の一つ一つまで立体スキャンをかけて製作された。一度設定してしまうと操縦者の変更が出来ないという、GR1の音声認識システムの欠点を補うため、チャイナドレス認証が採用された。
GinReiロボ TYPE-2(ぎんれい - タイプツー)
『鉄腕GinRei』に登場。GinReiロボ TYPE-1がピンチの時に変形合体したもの。パワーはTYPE-1の50倍、スピードは100倍である。茶髪・Tバックでボディはピンクと青のツートンカラー。
シルバーバード
CDドラマ『FINAL FIGHT』に登場したGinReiロボの最終変形フォーム。鳥の形をしていて、ブルーフラワー団の四身合体ズーマーを倒した。
BF団
(※)があるものは、本編においてはオープニングのみ登場。

大怪球フォーグラー(だいかいきゅう - )
正式名「大怪球フランケン・フォン・フォーグラー」。アンチ・シズマドライブで稼働する球形の怪ロボット。外観は巨大な一つ目を持つ黒い球体。原型はバシュタールの惨劇を引き起こした実験用シズマ炉心。今作で幻夜が操っているのはそのレプリカであり、強力なアンチ・シズマ・フィールドを発生させる事ができる。パリを破壊し、大西洋を横断。アメリカでエネルギー停止現象を起こした後、太平洋を越え上海油田を爆破して周囲一帯を壊滅させた。さらに聖アーバーエーに乗り込んだが、最終話で目玉部分にロボのロケットバズーカを受け、破壊された。原案は『マーズ』の六神体ラー、および実写版『ジャイアントロボ』のガンモンスとグローバー。
ウラエヌス
オロシャのイワンが操る土偶型ロボット。可動部分は少ないが、強力なビーム砲を内蔵する。イワンの運転する自動車が変形し、コクピットとなる。ジャイアントロボに敗れ、イワンも死亡した。ニュータイプ100%コミックス版では、精密なセンサーを持っていたが、天鬼の「忍法・布砦」は見破れなかった。原案は『マーズ』に登場したロボット、シン。
GR2(ジーアールツー)
ジャイアントロボの兄弟機で、水中戦用に特化している。頭部の巨大な三日月形の角を衝角のようにして突進する体当たりと、ロケットパンチを使う。眩惑のセルバンテスに操られ、GR1 = ジャイアントロボと戦闘したが、体当たりを仕掛けた際に角を掴まれ、至近距離からロケットバズーカを受けて撃破された。原案は『ジャイアントロボ』のGR2。
GR3(ジーアールスリー)(※)
ジャイアントロボの兄弟機で空中戦特化型。飛行しながら指先から攻撃する。原案は『ジャイアントロボ』のGR3。
巨大黄金仏像ビッグゴールド
マスク・ザ・レッドが使役する巨大な人型の岩石生命体。ロボットではないため、アンチ・シズマ・フィールド内でも活動が可能。胸部にマスク・ザ・レッドが融合する事で頭脳の役割を果たす。本編最終話では銀鈴のテレポートに巻き込まれた挙句、血風連に足場にされてしまっている。原案は『仮面の忍者 赤影』の金目像。デザインは同特撮版より。
三つの護衛団
原案はそれぞれ『バビル2世』の3つの僕(ロプロス、ポセイドン、ロデム)。いずれもアンチ・シズマ・フィールド内での活動が可能。
ガルーダ
巨大な怪鳥ロボット。動力は不明。大怪球を追跡していたカワラザキと幽鬼の乗る大凧を、超音波のようなもので破壊した。
ネプチューン
水中での機動性に優れた巨大人型ロボット。帆を被って巨大な錨を引きずっている。動力は不明。海中に潜み、泳いで大怪球を追跡していた残月を捕獲した。
アキレス
不定形生命体で普段は黒豹の姿をしている。液状になって相手を拘束する「アキレスの檻」を使い、十常侍やサニーを捕獲した。が、カワラザキ曰く「その気になれば突破は簡単」。
維新竜・暁(いしんりゅう・あかつき)
装甲列車に擬装されたヘビ状の怪ロボット。胴体や腕の巨大な丸鋸が武器。オズマが操ったが、ロボに撃破され、オズマも死亡した。
維新竜・白瀧(いしんりゅう・しらたき)
ニュータイプ100%コミックス版のみ登場する機体で、暁の尾部が分離したロボット。
ギャロップ
幻夜が使役する首長竜型の巨大ロボット。全身を細かいユニットに分割して別個に行動する機能を持ち、独特の召喚ポーズに応えて飛来する。オープニングでは全身が描かれていたが、本編ではカエルに似た頭部のみ登場。鉄牛を押しつぶして重傷を負わせた後、口内の吸引機で銀鈴の捕獲を試みるも、ジャイアントロボに押さえ込まれ、肩部・胸部ミサイルのゼロ距離射撃を受け爆発した。原案は『鉄人28号』のギャロン。
人工生命体
大怪球を追跡していた十常寺の前に4体同時に現れる。巨大な鉄球を振り回し、十常寺に襲いかかるが、一蹴され土に還った。原案は『バビル2世』に登場した人造人間バラン。
催眠生物ライト
大怪球を追跡中の幽鬼とカワラザキを追っていた巨大生物。ぼんやりと不気味に発光する、ヘドラに似た軟体動物のような姿。その名の通り催眠攻撃を仕掛けていたようだが、十傑集クラスには通用せず、幽鬼の群雲虫に敗れる。
人造人間モンスター(※)
原案は『鉄人28号』の人造人間モンスター。十常寺と一緒に強盗行為を行っている。『青い瞳の銀鈴』では、シュワルツが遺跡で開発し、「わが息子」と呼んでいる。
ウェラヌス(※)
原案は『マーズ』の六神体の一つ。ニュータイプ100%コミックス版にも登場。激動たるカワラザキが念動力で操るロボットで、バシュタール現象下でも行動可能。猛吹雪を起こす能力を持つ。RED版では梁山泊を強襲する白昼の残月が操る三体のロボの一体として登場。
ガイアー(※)
『マーズ』のガイアーが原案。光の球を飛ばす。話が進むにつれ球の数が多くなっていく。
サターン(※)
原案は『鉄人28号』の同名ロボット。角が生えた鋼鉄の塊。
バッカス(※)
原案は『鉄人28号』の同名ロボット。鼻のない顔の、のっぺりした人間のような姿。
ロビー(※)
原案は『鉄人28号』の同名ロボット。頭でっかちの火星人のようなロボットで、相当数が量産されていた。
ファイア二世(※)
原案は『鉄人28号』のファイア二世。カニのような特徴的な髪形をしており、指先からの熱線で攻撃する。
ブラックオックス(※)
原案は『鉄人28号』のブラックオックス。深夜の町に出現した。
モンスター(※)
原案は『鉄人28号』のモンスター。爆撃を敢行する。
怪ロボット(※)
1号
2号
3号
JINTETSU(じんてつ)
『鉄腕GinRei』に登場。原案は『鉄人28号』から。BF(ブルーフラワー)団が国際警察機構からスカウトした大作用に開発したもの。操縦者は格子模様のブレザーの着用が必要。デザインは石川賢が担当した。
四身合体ズーマー(よんしんがったい - )
『FINAL FIGHT』に登場。イエローコスモス、ブラックパンジー、胡蝶蘭、ホワイトチューリップの4体が合体したBF団の最終兵器。合体時や必殺技のリボルバーアタック時に中央部以外の部分が回転するので、中央部にいる幻夜以外の搭乗員は目が回ってしまい、気分が悪くなってしまう。名前の原案は『六神合体ゴッドマーズ』から。機体を構成する4体は、いずれも花の名前から採られている。
イエローコスモス
『FINAL FIGHT』に登場したイワン操縦のイワン型ロボット。必殺技は頭が光るフラッシュヘッドビーム(要するに“ハゲ光線”)や、高アルコール度数の酒を浴びせ、火を点けるスピリタスボム。
ブラックパンジー
『FINAL FIGHT』に登場したアルベルト操縦のアルベルト型ロボット。タバコの煙を相手に浴びせる煙草吸いまくり攻撃や、女性が嫌悪しそうなセクハラ言葉攻撃などのオヤジ攻撃が得意で、セクハラ言葉攻撃には中条長官達も敵ながら感心していた。
胡蝶蘭(こちょうらん)
『FINAL FIGHT』に登場したコ・エンシャク操縦のエンシャク型ロボット。陰険上目遣いが必殺技だが、日頃視線に晒されることに慣れている銀鈴には全く効かず、映像も無いので存在感はほとんどなかった。
ホワイトチューリップ
『FINAL FIGHT』に登場した幻夜操縦の幻夜型ロボット。銀鈴に先制攻撃を受けたため、必殺技は不明。合体時にはズーマーの中央部に位置し、司令塔となる。

「黒いアタッシュケース」(1992年7月23日)
「バシュタールの惨劇」(1993年2月21日)
「発令! 電磁ネットワイヤー作戦 上海に墜つ・・・」(1993年8月21日)
「豪傑たちの黄昏~勝利の鐘、未だ響かず~」 (1994年1月21日)
「真実のバシュタール!~過ぎ去りし少年のあの日々・・・~」(1994年10月22日)
「罪と罰~全てはビッグ・ファイアのために~」(1995年6月25日)
「大団円~散りゆくは、美しき幻の夜」(1998年1月25日)

スタッフ
※数字は担当したエピソードのタイトル番号。数字なしは、全エピソードに該当。

原作:横山光輝
脚本:今川泰宏、松山英一(1)、上田浩、杉谷祐(共に外伝1)、横手美智子(外伝2・3、CDドラマ)
コンセプト・ストーリー:今川泰宏、山木泰人
音楽・作曲・編曲・指揮:天野正道
演奏:ポーランド国立ワルシャワ・フィルハーモニック・オーケストラ
キャラクターデザイン:窪岡俊之、山下明彦、小曽根正美(5~7、外伝1は水田麻里名義)、高見明男(外伝2)、さとうけいいち(外伝3)
作画監督:山下明彦、窪岡俊之(1・2)、羽山賢二(3)、水田麻里(4)、さとうけいいち(6)、橋本義実(7)
イメージ・コンセプトデザイン:小林誠
絵コンテ:山下明彦(1~4・7)、片山一良(1・2・5・6)、窪岡俊之(1・2)、今川泰宏(1~4・7)、樋口真嗣(3)、もりたけし(外伝1・3)、羽山賢二(外伝1オープニング)、飯田馬之介(外伝2)
メカ設定:渡部隆、片山一良(5・6、外伝2)、さとうけいいち(6)、鉄羅紀明(外伝2)
美術監督:小倉宏昌(1)、菊池正典(2)、竹田悠介(3・7)、加藤浩(4、外伝2・3)、荒井賢(4)、太田大(5・6)、古賀徹(外伝3)
撮影監督:安原吉晃(本編全て、外伝2・3)、斉藤豊(外伝1)
音響監督:本田保則(1~5・外伝第1巻)、鶴岡陽太(6、外伝第2・3巻、CDドラマ)、伊達憲星(7)
音響協力:本田保則(7) 音楽監督:鶴岡陽太(1~5) 音響効果:今野康之(スワラ・プロ)
録音:阿部幸男 編集:西山茂 SF設定協力:川又千秋
スペシャルゲスト・キーアニメーター:庵野秀明(1~6)、増尾昭一(1~4・6)、前田真宏(2)、佐野浩敏(3)、石川賢(外伝2)
プロデューサー:中澤稔(1・2)、高梨実(1~5)、大西敏樹(1・2・7)、河野秀雄(3~6)、村上恒一(3・4)、星野達也(5)、松本健(6・7)、財前健一郎(7)
アニメーション・ディレクター:片山一良(1~3・5)、牧野滋人(4)、高瀬節夫(6)、浦田保則(7)、吉川浩司(外伝1)、杉山慶一(外伝3)
アニメーション制作:ムー・フィルム(1)、ムー・アニメーション・スタジオ(2~4)、ジュピター・フィルムズ(5)、フェニックス・エンタテインメント(6・7)
協力スタジオジブリ(2、原画のみ)、フェニックス・エンタテインメント(5)
製作:アミューズビデオ・バンダイビジュアル
製作プロデューサー:宮下昌幸・鵜之澤伸(1~6)・渡辺繁(7)
企画・総合プロデューサー:山木徳登(1~3)・山木泰人(4~7)
監督:今川泰宏、もりたけし(外伝1・3)、飯田馬之介(外伝2)

エピソード
本作はアメリカでも好評だったが、アメリカの輸入会社から「日本には実写もあると聞く、是非見たい」と打電され、輸出したところ、「ふざけてんのか!」と大激怒のクレームが来てしまった。実写の『ジャイアントロボ』とは過去、1967年に製作された特撮テレビ番組『ジャイアントロボ』。アメリカ側は同一タイトル、実写という点からCGなどを盛り込んだ凄い作品と勝手に期待してしまっていたようだ。
銀鈴はかなりの人気を得たキャラクターであり、その人気ゆえに国内外問わずその結末に驚愕したファンは多かった。特に海外ファンはその流れに納得がいかず、またあまりにも男性キャラばかり出ているので「女性に無慈悲な監督はゲイなんじゃないか」という噂が方々に広まった。DVDコメンタリーでスタッフまで「それでこの作品か」とすんなり納得してしまっていた。ただし元となった横山光輝作品の傾向や今川泰宏監督の作風を考えれば、このような作品になることはある程度予想できるとも言える。

OVA
素足のGinRei EPISODE:1~盗まれた戦闘チャイナを探せ大作戦!!(1994年)※本編第4巻と5巻との間に発売
鉄腕GinRei EPISODE:23~禁断の果実を奪還せよ極楽大作戦!!(1995年)※本編第5巻と6巻との間に発売
主題歌「LOVE FIGHT」
作詞:岩里祐穂 作・編曲:天野正道 唄:島本須美
青い瞳の銀鈴「GinRei with blue eyes」(1995年)※本編第6巻と7巻の間に発売
『素足』『鉄腕』はいずれもパラレルワールドのコメディ作品で、CDドラマと合わせて仮想TVシリーズ作品として制作されている。一方『青い瞳』はシリアス作品で銀鈴たちが大作と出会う前の話となっている。『素足』(『青い瞳』も担当)の監督であるもりたけしは、当初本編とのパラレル作品にするつもりは無かったが、エンディングで大作と村雨が一緒にいるシーンを描いてしまったために、結果的にパラレルになってしまったとコメンタリーで語っている(本編で大作は梁山泊で村雨と再会するまで、彼が誕生編でのセルバンテスとの戦闘で殉職したと思っていた)。

『青い瞳』には元祖横山ロボアニメ『鉄人28号』で初代金田正太郎少年を演じた、高橋和枝がゲスト出演している。

CDドラマ
FINAL FIGHT EPISODE:24~あゝ慕情! 大空へ羽ばたく栄光の翼
『鉄腕GinRei』の続編。物語開始前と途中にはCM、巻末には銀鈴たちの留守電メッセージが収録されている。

小説
角川スニーカー文庫 ジャイアントロボ 地球が静止する日(全1巻、未完)
原作:横山光輝 監修:今川泰宏 著作:山口宏 発行:角川書店
初版発行:1993年10月 ISBN 4-04-413104-X
冒険活劇のような独特の文体が特徴。巻末によると中巻、さらに下巻へと続く予定であったようだが、現在に至っても未完のまま停まっている。

漫画
ニュータイプ100%コミックス ジャイアントロボ(全2巻)
原作:横山光輝 脚本:今川泰宏 漫画:水田麻里 プロデューサー:山木泰人 連載:コミックGENKi 発行:角川書店
1巻 初版発行:1992年8月 ISBN 4-04-852343-0
2巻 初版発行:1993年9月 ISBN 4-04-852441-0
ジャイアントロボ 誕生編(全1話、未完)
原作:横山光輝 作画:富士原昌幸 脚本:伊達憲星 キャラクターデザイン:山下明彦、窪岡俊之 掲載:英知出版「トラマガ」vol.3
ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日
原作:横山光輝 脚本:今川泰宏 漫画:戸田泰成 連載:秋田書店「チャンピオンRED」
元々の構想通り、「誕生編」から連載が開始された。地球が静止する日とは細部で設定が異なる作品となっている。

ゲーム
ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日
対応機種:プレイステーション2 ジャンル:対戦アクション 発売:D3パブリッシャー
発売日:2004年11月3日 小売価格:6,090円(消費税込み)
リマスター版DVDとほぼ同時期に発売されたもので、DVDの第4巻にもプロモーションビデオが収録されているが、その映像のナレーションで大作の名前を「風間大作」と間違えている。
スーパーロボット大戦シリーズ参戦作
スーパーロボット大戦α
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
スーパーロボット大戦64

2009年01月17日

オリエントや古代日本、中華帝国

ファンタジー作品の舞台となる場所や時代は様々である。一例として中世ヨーロッパ、オリエントや古代日本、中華帝国など、各地各時代の神話伝説の世界を背景世界とした作品が挙げられるが、(作品が創作された時点での)現代や、全く架空の世界を舞台にした作品も多く存在する。

特に日本に於いて、狭義の「ファンタジー」というジャンルは中世ヨーロッパ風の世界で繰り広げられる物語を表すことがある。時代背景・小道具・登場人物の振る舞いなどは現実の中世ヨーロッパをモチーフとしているが、中世ヨーロッパの人々が抱いていたと想像される神話や伝説、キリスト教に基づく世界観を、直接あるいは間接的に世界設定やストーリー構造に取り入れているのが特徴である。よく題材として扱われる要素として、ドラゴン(竜)や妖精を代表とする各種の怪物、騎士、王家、とらわれの姫君の救出、立身出世、などが挙げられる。

しかし一方で日本の中世風ファンタジーには、「中世風」を謳いつつも世界設定において明らかに中世欧州には存在しなかった、もしくは一般的ではなかった概念が用いられる事も少なくない。一例としては、貴族を完全に従え、王国の隅々にまで支配権を行き渡らせる君主という存在が挙げられる。実際の中世欧州での王権は極めて弱く、また領土統治も封建制に立脚した地方分権が基本であった。王権が強化され君主による中央集権的な統治が始るのは、封建制が崩壊し、有力貴族が力を失った近世以降の絶対王政時代の事である。また戦争で用いる武具に関しても、プレートアーマーを身に着けた兵士が主となって争い戦う姿が散見されるが、プレートアーマーが普及するのは近世以降であり中世の兵士はレザーアーマーやチェインメイルが一般的である。他にも騎士団に対する認識など、後の時代の要素や誤った概念(あるいは製作者側の完全な創作)を含んでいながら、それを「中世風ファンタジー」として一纏めにしてしまっている事が、結果として中世欧州に対する誤った認識を与える結果を生んでいると言えよう。

ただこうした誤解には単なる製作者側の知識不足(中世と近世を区別していないこと)だけでなく、中世風と明記されていながらそれを現実の中世の実相と捉えてしまう、いわば受け取る側の問題や、時代の区分法における中世があまりに広い範囲(最大で1400年)を指す用語であり、中世の様相が一定でないという歴史学上の問題点も存在すると考えられる。

ファンタジーの下位ジャンル
前述の通り、ファンタジーはかなり性格の異なる複数の作品群が含まれており、それらは下位ジャンルを形成している。こういった下位ジャンルについては、実はそれほど明確に分けられるものではなく、学術的に確立しているわけでもない。とは言え、ある程度は名称や分類が定着しているものである。これらを以下に挙げる。

ハイ・ファンタジー
エピック・ファンタジー
ヒロイック・ファンタジー
歴史ファンタジー
ダーク・ファンタジー
バトル・ファンタジー
ロー・ファンタジー
エブリディ・マジック
SFファンタジー
それぞれの下位ジャンルについては、個別の記事を参照されたい。
粉雪 きくらげ せつごう ラックタイ ドンパ クーラント リコピ サイクル チャドル ドライブス ダウWEB ブイゾーン プレ ドライ ネック ヒーリング ビーチ プードル ルレット スクレ ジーディ ペチュニア イーゼル アブラカ センター ゆり根 アカシジミ クール プロシー キッコ スリー ラケナリ さびいろ しのだけ ハイ ブレー セリーグ タブロー オクラ ナビスト てくぼ ファンネル バイド 光の街 ジャロ ユーロ イギリス ストーリ 気合だ メンズリブ

代表的な作品

世界の作品
指輪物語(J・R・R・トールキン)→(映画:ロード・オブ・ザ・リング)
ホビットの冒険(J・R・R・トールキン)
ナルニア国ものがたりシリーズ(C・S・ルイス)→(映画:ナルニア国物語)
ゲド戦記(アーシュラ・K・ル=グウィン)→(アニメ映画:ゲド戦記)
メアリー・ポピンズシリーズ(パメラ・トラバース)→(ミュージカル映画:メリー・ポピンズ)
オズの魔法使いシリーズ(ライマン・フランク・ボーム他)→(ミュージカル映画:オズの魔法使い)
ドリトル先生シリーズ(ヒュー・ロフティング)
クマのプーさんシリーズ(A・A・ミルン)→(アニメ映画:くまのプーさん 完全保存版)
ムーミンシリーズ(トーベ・ヤンソン)→(TVアニメ:楽しいムーミン一家)
モモ(ミヒャエル・エンデ)
はてしない物語(ミヒャエル・エンデ)→(映画:ネバーエンディング・ストーリー)
死の王(平たい地球シリーズ) (タニス・リー)
アヴァロンの霧(マリオン・ジマー・ブラッドリー)
パーンの竜騎士シリーズ(アン・マキャフリイ)
エターナル・チャンピオンシリーズ(マイケル・ムアコック)
エルリック、紅衣の公子コルム、ホークムーン、エレコーゼ
英雄コナンシリーズ(ロバート・E・ハワード)→(映画:コナン・ザ・グレートシリーズ)
魔法の国ザンスシリーズ(ピアズ・アンソニイ)
イルスの竪琴3部作(パトリシア・A・マキリップ)
魔法使いハウルと火の悪魔(ハウルの動く城シリーズ)(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ))→(アニメ映画:ハウルの動く城)
デイルマーク王国史シリーズ(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)
ベルガリアード物語/マロリオン物語シリーズ(デイヴィッド・エディングス)
エレニア記/タムール記シリーズ(デイヴィッド・エディングス)
ヴァルデマール年代記シリーズ(マーセデス・ラッキー)
影の棲む城(五神教シリーズ)(L・M・ビジョルド)
氷と炎の歌シリーズ(G・R・R・マーティン)
ファーシーアの一族シリーズ(ロビン・ホブ)
ネシャン・サーガ(ラルフ・イーザウ)
暁の円卓シリーズ(ラルフ・イーザウ)
ドラゴンランスシリーズ(マーガレット・ワイス、トレイシー・ヒックマン他)
スペルシンガー・サーガ(アラン・ディーン・フォスター)
真実の剣シリーズ(テリー・グッドカインド)
時の車輪シリーズ(ロバート・ジョーダン)
ファファード&グレイ・マウザーシリーズ(フリッツ・ライバー)
ダレン・シャンシリーズ(ダレン・シャン)
バーティミアス3部作(ジョナサン・ストラウド)
ハリー・ポッターシリーズ(J・K・ローリング)→(映画:ハリー・ポッター)
ドラゴンライダー(クリストファー・パオリーニ)→(映画:エラゴン)
ライラの冒険3部作(フィリップ・プルマン)→(映画:ライラの冒険)
キングキラー・クロニクル(パトリック・ロスファス)

日本の作品
小説作品
日本では、ファンタジー小説のほとんどは児童文学かライトノベルとして出版されている。
一千一秒物語(稲垣足穂)
オーラバトラー戦記(富野由悠季)
グイン・サーガ(栗本薫)
クレヨン王国シリーズ(福永令三)
アルスラーン戦記(田中芳樹)
十二国記シリーズ(小野不由美)
スレイヤーズシリーズ(神坂一)
だれも知らない小さな国(コロボックル物語シリーズ)(佐藤さとる)
フォーチュン・クエスト(深沢美潮)
ブレイブ・ストーリー(宮部みゆき)
勾玉シリーズ(荻原規子)
魔術士オーフェンシリーズ(秋田禎信)
守り人シリーズ(上橋菜穂子)
リーンの翼(富野由悠季)
ロードス島戦記シリーズ(水野良)
漫画作品

アニメ作品

聖戦士ダンバイン
天空のエスカフローネ
各種魔法少女アニメ
他多数

ゲーム作品

ゼルダの伝説シリーズ
ドラゴンクエストシリーズ
ファイナルファンタジーシリーズ
テイルズオブシリーズ